一般社団法人人的資本経営推進協会では、人的資本経営における実務担当者(人事、経営企画、IR担当者含む)を対象としたコミュニティ「ARCH定例会」第5回を、2025年9月16日開催しました。
※ARCHとは「Accelerating and Raising corporate value through human capital management」 の略です。
※ARCH定例会への参加資格は、賛助会員です。
人材版伊藤レポートの3つの視点、5つの要素でテーマを設定し、基調講演とワークショップを通じて各テーマについて深め、さらに懇親会を通じてネットワークを強めることを目的としています。
【第5回】の内容はこちら
2025年9月16日(火)18:00-20:00(懇親会あり)
keynote:井上 陽介(株式会社グロービス ブランディング&マーケティング•コミュニケーション部門 マネジング・ディレクター)
「学びが動きを生む組織へ:リスキルを仕組み化する設計力」
急速な技術革新や事業転換の中で、社員の学び直しは最早不可欠です。
本回では、リスキルの必要性をどう可視化し、育成と評価をどのように連動させ事業価値を引き上げるかを扱います。自律的学習と組織の戦略を接続するヒントを持ち帰ります。
会場は株式会社DYM。当日は29名が参加しました!
冒頭は、伊東 拓真(人的資本経営推進協会 理事 / iYell株式会社 執行役員CHRO )よりチェックインと題してARCHと協会を紹介。その後、井上 陽介(株式会社グロービス ブランディング&マーケティング•コミュニケーション部門 マネジング・ディレクター)よりキーノートおよびワークを行いました。
(なんと今回のために、50ページを超える資料を事前にご用意いただいていました!驚 さらにキーノートでは、ホワイトボードを駆使したライブ感ある解説もあり、会場はぐっと引き込まれました。)
参加者からのアンケート結果
全体の満足度
「大変満足」「満足」と回答した方が全体の 100%
キーノートの満足度
「大変満足」「満足」と回答した方が 100%
グループワークの満足度
「大変満足」「満足」と回答した方が 92%
コメント
・リスキリングという言葉は知っていましたが、どう社員・企業の変革に落とし込んでいくかの道筋が見えたから。
・リスキリングの壁に関して、かなり感覚的に理解していたのだと痛感した。概念で教えていただいたため、体系的な理解が深まった
・改めて考え直す機会となり非常にありがたい機会でした。他社の取り組みも聞けて参考になりました。
・なんとなく捉えていた学び直しについて、自分の中で具体化を進めていくヒントが見えたような気がした。
・井上さんの講義が大変わかりやすい、また発表内容も興味深かった。
・人事としてアプローチできるステップが整理されていて実践できそうと感じました
・ワークタイムも十分にあり、インプットだけでなくアウトプットを通じた学びも得ることができた。
・キーノートは出典元やハードとソフトの話があったので腹落ち、今後人に説明できそうなぐらいの理解ができました!
気づき・学び
・経営・人事とミドルのサンドイッチのアプローチが必要であるということ
・4つの壁をつなげて設計する。
・内発的動機の形成が難所であり、とても重要であること。
・難所を言語化し、それを乗り越えるために何が必要かを議論したこと。感知→捕捉→変革を自社に当てはめて考える時間があったこと。
・リスキリングとは何かという概念的理解と、その遂行のために「俯瞰」と「現場」が必要であるということ。またウェットなコミュニケーションも大事であるという点。
・具体ということよりは、考えていくフレームとして主語や時間軸などを捉えていくと視野が広くなるということ。
・壁(認識の壁→意欲の壁→学習の壁→実践の壁)の部分。私たちがどこで躓いているのか、どこからやるべきなのか、整理できました。改めて、もっと大きな視点で設計していこうと思います。
など
懇親会も多くの方が参加し、大変盛り上がりました!
次回、第6回は10月21日(火)18:00-20:00にて開催。(その後懇親会あり)。
テーマ「場所と時間に縛られない組織をどうデザインするか?:働きやすさ×働きがいの両立」。
keynote講師は、当協会の理事でもある永島 寛之(元ニトリ人事責任者 / トイトイ合同会社 代表)さんです!
ARCH 定例会に参加に参加いただけます賛助会員、ご関心ある方はぜひこちらからご確認・ご応募ください!
なお、雰囲気をつかんでいただく目的で、1回限りのお試し参加も受け付けておりますので、お気軽にご参加をお待ちしてます!